中野区の中古マンションを検索

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中野区　エリア情報

概要: 中野区は23区の中央部やや西側に位置し、東は新宿区・豊島区、西は杉並区、南は渋谷区、北は練馬区の各区に接しています。区面積は約15.6平方キロで、渋谷区とほぼ同じ広さ。人口は約33万人（平成30年調査）で、人口密度は豊島区に次いで都内2位の高さです。区内ほぼ全域に住宅街が広がり、暮らしに密着したイメージをもつ中野区ですが、民間の借家の割合が非常に高く交通アクセスも良いことから、20代独身者の比率が高いことが特色です。区のエリア構成は中央に位置する中野駅周辺エリア、西武新宿線の走る北部エリア、丸の内線が通る南部エリアに大別できます。北部には鷺宮、若宮、沼袋、江古田、上高田などの町があり、沿線各駅には古くからの庶民的な商店街が残っています。渋谷区に隣接する南部には南台、弥生町などの賃貸アパート・マンションが多い町があり、中野区の中でも特に若年層住民が多くいます。中野駅周辺エリアには、中野ブロードウェイや中野サンモール商店街などが一大商業圏を作っており、区内で最も賑やかで活気があります。近年は中野駅周辺の再開発が進められており、街の様相も徐々に様変わりしてきています。
交通アクセス: 中野区は都心に近いこともあって交通の便がよく、区の中央を東西に走るJR中央線・総武中央線の中野駅から新宿駅まで、快速で4～5分という近さです。JR路線に平行するように区の北側に西武新宿線が、南側に東京メトロの丸の内線が走っており、区の最北部から東部にかけては都営大江戸線も走っています。また、中野駅は都営メトロ東西線の始発終着駅となっているため日本橋や大手町へも乗り換えなしで行くことができます。主な駅としてはJRでは中野駅の他に、東中野駅もありこの駅は都営大江戸線とも連絡しています。西武新宿線には新井薬師駅、沼袋駅、野方駅、都立家政駅、鷺ノ宮駅があり、丸ノ内線には中野坂上駅、新中野駅、中野新橋駅、中野富士見町駅があります。中野坂上駅は都営大江戸線にも接続して利便性が高く、近くには企業のオフィスも増えています。また、区の北部には都営大江戸線の新江古田駅もあり、ほとんどの町で駅まで徒歩圏の環境といえます。
歴史メモ: 江戸時代、5代将軍徳川綱吉の「生類憐みの令」によって殺生が禁止されましたが、戌年生まれの綱吉はとくに犬の保護に力を入れ、野犬を保護する施設「犬屋敷」を江戸郊外の中野に作らせました。人々はこれを「中野御囲（かこい）」と呼び、その敷地は現在の中野区役所を中心に約30万坪に及んだともいわれ、最盛期には約8万頭もの犬を飼育したとか。中野区役所の横には、この歴史を伝える犬の像（5頭+子犬2頭）も残っています。また、江戸時代の中野は将軍家の鷹狩りの場所としても有名でした。記録によれば、3代将軍の家光は通算29回、8代将軍吉宗も11回中野に鷹狩りに訪れています。近代に入ると、西武新宿線の沼袋駅に近い「平和の森公園」には、昭和58（1983）年まで中野刑務所がありました。この刑務所は江戸幕府の「小伝馬町牢屋敷」からはじまり「市谷監獄」経て、大正4年(1915)に中野に移転、以後「豊多摩監獄」「豊多摩刑務所」「中野刑務所」と名前を変えました。今この跡地には、レンガ造りの刑務所正門が1棟残されています。
特色・スポット: 中野区のシンボルといえば、中野サンプラザ、その近くにある中野サンモール商店街・中野ブロードウェイがあげられるでしょう。中野サンプラザは昭和48（1973）年、「全国勤労青少年会館」として設立され、ホテル、結婚式場、スポーツジムなどがあり、特に大ホールはコンサートホールとして有名です。中野サンモール商店街は中野駅北口から225ｍにわたって続く大アーケード街。そして細い路地をはさんで、中野ブロードウェイが続きます。中野ブロードウェイは昭和41（1966）年に建てられた地下3階、地上10階建ての店舗と住居の複合施設。現在、2階から4階には、ここを本拠地とする有名古書店「まんだらけ」をはじめ、漫画、アニメ、ゲームなどの趣味の店、また、自分のコレクションなどを販売できるレンタルショーケースの店などが、上から下まで300軒以上のお店が入っており「サブカルチャーの殿堂」として人気があります。そのほか、大きな公園は少ない中野区ですが、哲学堂公園や平和の森公園は地域住民の憩いの場として、また古くから「眼の薬師」「子育て薬師」として知られる新井薬師（梅照院）も、縁日や骨董市の開かれる日には多くの人々を集めています。