朝起きたらベランダにびっしり雪。突然の雪にびっくり、除雪はどうする?今回は一戸建てと集合住宅では異なる除雪やそのタイミング、見落としがちな住まいの点検箇所や手軽な備えなど、雪による思わぬ事故にも慌てないための簡単雪対策のご紹介です。
ベランダの雪はどうする?

●一戸建ての場合
ベランダの下が自宅敷地内であれば、カーポートの屋根、車、草花や樹木などに直撃しないよう気を付けながら除雪しましょう。先のとがった金属製のシャベルはベランダの床面などを傷つける恐れがあります。雪かき専用のブラシや柄の長いプラスチック製のシャベルがおススメです。意外に見過ごしがちなのが雪の重さ。降ったばかりの「新雪」ならば1立方メートル当たり50kg以上。断続的に降って圧縮された「締り雪」なら250kg以上。降り積もった雪が溶けて再凍結して細かな粒状になった状態の「粗目雪」になると、なんと約300kg以上にも!大量の雪でベランダが崩落することもあるため、耐荷重を確認しておきましょう。
●集合住宅の場合
集合住宅では基本的にベランダに積もった雪は解けるのを待つのがベスト。雪をベランダの下に投げ下ろすのはもちろん厳禁。階下の居住者のほか、ベランダの下の通行人や車に雪がぶつかって思わぬ事故やトラブルを招いてしまいます。ベランダの端に雪を寄せ集めるのも、避難路の妨げになることがありNG。ただあまりに積雪が多い場合は排水口が詰まり、解けた水が室内に逆流する恐れがあります。安全を確かめ足元を確保しながら、雪にゆっくりとお湯や水をかけて少しずつ解かし、隣への水の流れ込みに注意しながら排水溝に流しましょう。多すぎる積雪でベランダの窓の開閉が難しくなった時は、迷わず管理会社などに相談を。
エントランス・駐車場出入口の凍結にも注意

住まいの中でも積雪や凍結による事故が起きやすいのが、エントランス・駐車場出入口などです。夜間や早朝は気温が下がり、雪が踏み固められて氷のようになって滑りやすくなります。転倒事故防止用に階段やスロープの足元にゴム製マットを敷く、事前に塩化カルシウムなどの融雪剤を準備しておけば、急な積雪にも慌てずに済みます。また排水口や溝をこまめにチェックして落ち葉やゴミを除去し、水が流れるルートを確保しておきましょう。
※集合住宅の場合は、一般的に駐車場・通路・玄関まわりなどの共用部は管理会社または管理組合の担当になります。
雪が降りそうな時はエアコン・給湯器も注意

雪に備えて、エアコンの室外機・給湯器の周辺確認も忘れないようにしましょう。雪で覆われると機器の効率が低下する、あるいは異常停止の原因になることがあります。風通しを確保し、必要に応じてカバーを設置しましょう。給湯器の外気に触れる配管には保温材を巻く、夜間は蛇口を少し開けておくなどの凍結防止をしておきましょう。
最低限の道具を揃えておくと、安心

さらに最低限の道具の備えがあれば安心です。プラスチック製のスノーシャベル、長靴(滑り止め付のものであればベスト)、手袋、ほうきも揃えておくとよいでしょう。また、ホームセンターなどで購入できる解氷スプレーがあれば、窓ガラスや鍵穴などの氷結のトラブルに使えます。粘着性があるのでスプレーした後は成分を拭き取ること、また使用の際は火気の近くを避けて必ず換気をしましょう。
食料や水などいざという時の備えも忘れずに

突然の予期せぬ大雪によって、停電の発生や物流に影響が出ることも。降雪の季節はいざという時のために飲料水、食料、燃料をストックしておきましょう。雪の日の停電で困るのは寒さ対策です。使い捨てカイロや湯たんぽ、ブランケットなども揃えておきましょう。カセットコンロがあれば、停電時も温かい食事ができます。そのほか懐中電灯や携帯ラジオなどの準備も忘れずに。
雪の日も住まいで安全に快適に過ごすために備えあれば憂いなし!早めの点検とちょっとした心がけで、寒い冬も楽しく乗り切りましょう。
