梅雨の湿気対策の定番アプローチと言えば換気、エアコン、除湿器、サーキュレーター…。でもそこに身近なものを使ってちょっと工夫すると、住まいの快適度がアップ!今回はこの時期に住まいを長持ちさせるための、とても簡単な裏技的「あと一手間」のご紹介です。
「コーヒーフィルター×重曹」の裏技除湿剤

たとえば重曹です。除湿剤としても使えますが、お皿に盛っただけでは表面しか吸湿しません。そこで裏技を。使用(淹れる)前のコーヒーフィルターの端と底を折り曲げ、そこに重曹を大さじ2〜3杯入れます。あとは上部を折り曲げてホチキスやマスキングテープなどで止めるだけ。この時フィルターを2枚重ねにすると粉漏れを完全に防ぐことができてより安心。コーヒーフィルターは通気性が抜群!重曹の粉全体が効率よく湿気を吸ってくれ、重曹が固まったらそのままお掃除に使えるから、ムダもありません。
「紙」のパワーを再利用(段ボールはNG!)

紙の吸湿パワーも借りましょう。でも段ボールはNG。湿気を吸うとカビやムシ発生の原因になります。使うのは新聞紙です。新聞紙を一度丸めてから広げ、押し入れの奥やシンク下に置きましょう。表面積が増えることで、ただ敷くよりも数倍の吸湿力を発揮します。紙の束はいわば湿気のスポンジ。不要な紙の束をその辺に置きっぱなしにしていませんか?この時期、古い雑誌や書類を床に直置きしないよう注意しましょう。
「保冷剤」を再利用した、最強除湿剤

冷凍庫に眠っている「保冷剤」はありませんか?保冷剤の中身(高吸水性ポリマー)は、消臭剤として市販されているものとほぼ同じ成分。湿気やニオイも吸着する力が抜群なのです!これを使って簡易的な「除湿・消臭芳香剤」をつくってしまいましょう。常温に戻した保冷剤(※「高吸水性ポリマー」と記載があるタイプ。不凍液タイプはNGです)の袋をハサミで切り、中身のジェルをジャムの瓶やプリンのカップなどに入れましょう。そこにアロマオイルを3〜5滴垂らします。梅雨の時季はハッカ油、ティーツリー、ユーカリ(抗菌・防カビ・防虫効果があります)がおススメ。割り箸でムラなく混ぜれば完成です! ポリマーの表面には小さな凹凸があり、湿気やニオイ分子をキャッチしてくれます。水分を吸ってドロドロになったら、燃えるゴミとして捨てるだけでOKです(※排水口には絶対に流さないようにしましょう)。
「コーヒーカス×保冷剤」で驚きの消臭・除湿パワー

もっと消臭効果を高めたいという時は、「コーヒーのカス(抽出後の粉)」を保冷剤のポリマーに混ぜましょう。実はコーヒーのカスにはアンモニアを吸着する力が重曹の約5倍もあるそう!保冷剤ジェルと組み合わせることで、最強の「除湿・消臭ハイブリッド」が完成します。電子レンジで1〜2分加熱して乾燥させたコーヒーカスを、先ほどの保冷剤ジェルの中にザクザク混ぜます。コーヒーの粉は顕微鏡で見ると小さな穴が無数に開いています(多孔質)これが湿気とニオイ分子を強力にキャッチします。ジェルが湿気を吸い込み、コーヒー粉がニオイを吸い取る。まさに一石二鳥です。
コーヒーカスを混ぜたものは、通常のジェルだけのものより少し早めに(1〜2週間程度で)交換するのがベスト。コーヒー自体の香りがしなくなったり、ジェルの水分がなくなってきたりしたら、そのまま「燃えるゴミ」へ。美味しそうな見た目から誤飲の危険があるため、くれぐれも小さなお子様やペットの手に触れないよう注意しましょう。
もっとシンプルで手間ナシの「あと一手間」

もしコーヒーカスを乾かすのが面倒なときは、「そのまま小皿に入れて冷蔵庫の隅」へ。 冷蔵庫のイヤなニオイを速攻で吸い取ってくれます。ただし水分を含んでいるので、2〜3日で取り出して捨てましょう。
住まいを長持ちさせる、「おまけの知恵」

「掃除機をかけること」も除湿対策です。カビは「湿気・温度・餌(ホコリ)」の3つが揃うと爆発的に増えます。湿度を下げられない日は、せめて「餌(ホコリ)」をゼロにすることで、住まいへのダメージを最小限に食い止めましょう!
家にあるもので「空気」を変えて、快適に

「コーヒーを飲んで、保冷剤を再利用して、住まいを快適にする」。ゴミも減りお財布にも優しく、家の中の空気まで整う「三方よし」の知恵です。「家にあるもの」をちょっと工夫して、丁寧でサステナブルに梅雨の時の住まいの空気を変えて、軽やかな気分で過ごしましょう。
